「何階ですか?」
ゆみが良明に聞いたが、良明は、学校にいる
時と同じように、ゆみの日本語が通じないの
か黙ったまま、立っているだけだった。
「日本人なのに、日本語どうして通じない」
ゆみが、良明の顔を覗きこむと、良明は14
階のボタンを押した。
「通じていたんだ」
ゆみは、ちょっと嬉しくなった。
エレベーターは、14階で停止した。
※スマホの方は、横向きでご覧下さい。
Copyright © 2016-2023 Karuizawa Times – 軽井沢タイムズ All Rights Reserved.
Produced by 読進社 Designed by 今井ゆみ | 利用規約 | プライバシーポリシー.