「はーい」
インターホンから日本語の女性の声がした。
「あの、ゆみといいます」
ゆみは、なるだけゆっくりと自分が思う上手
な日本語の発音で答えたつもりだった。
「良明君のクラスメートです」
「はーい、ちょっと待ってくださいね」
良明のクラスメートだという女の子の返事に
笑顔で玄関に駆けてくる音がしていた。
そして、玄関のドアの鍵が開けられた。
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