「ごちそうさま」
良明は、大急ぎでゆみの弁当を食べ終えると
弁当箱の蓋を閉め、持ってきた治に返した。
「そんな急いで、食べなくても」
治は、良明から返された弁当箱を持って、ゆ
みの所に戻りながら、ひとり言をつぶやいて
いた。良明が、余りにも隠れた感じで、大急
ぎで食べたので、英樹も、良明だけがゆみか
ら特別なお弁当を貰った事に気づいてない。
気づいてたら、また嫉妬した事だろう。
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