「珍しいな、日本語でお帰りって挨拶」
隆は、ゆみの頭を撫でながら言った。
「うん、あたし日本人だもん」
ゆみは、隆に頭を撫でられながら答えた。普
段のゆみの会話は日本語と英語が混じってい
るものだった。生まれてからずっとニューヨ
ーク暮らし、学校も近所、地元の公立小学校
だし、ゆみが日本語と接する機会は少ない。
隆としては、家の中だけでも、なるだけ日本
語で会話させたいとは思っていた。
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